背景と問題意識
がんの治療は、診断から数か月〜数年、職場との関係を「変える」「離れる」「戻る」「設計し直す」かどうかの判断を、何度も迫ります。
医療機関の相談窓口や公的なキャリア相談は重要なリソースですが、「治療を経験した人が、いま現実に、どう働いているか」という当事者視点の伴走者は、まだ十分に整備されていません。実際に治療を受け、職場で再起した経験者だからこそ言える言葉と、提案できる選択肢があります。
事業の目的
- がん治療を経験した利用者の、復職・転職・働き方再設計を、当事者コーチと一緒に進める。
- 治療経験者が「コーチ」という新しい役割で社会と関わり、収入と生きがいを得られる仕組みをつくる。
- 受け入れ側の企業に対して、当事者目線の復職プロセスの知見を共有する。
提供する活動内容
- ピアコーチング・セッション ― 治療経験のある認定コーチによる 1 対 1 の対話セッション。テキスト・音声・対面など、体調に合わせた形式を選べます。
- 復職プランの伴走 ― 復職前面談の準備、上司・人事との対話の整理、戻り方の段階設計までを一緒に進めます。
- 働き方再設計 ― 同じ会社に戻る以外の選択肢(部署異動、雇用形態変更、副業、転職、独立、休職延長など)を、当事者の実例を交えて整理します。
- コーチ認定プログラム ― 治療経験のある方を対象に、基礎研修・実地スーパービジョン・倫理規定を組み合わせた認定プロセスを運営します。
- 企業との共同プログラム ― 治療と仕事の両立支援に取り組む企業と、復職トライアル・ケーススタディ・社内研修を共同で設計します。
運営体制
- 事業責任者:当事者(がんを経験した本人)
- 認定コーチ:治療経験のある認定コーチ複数名
- 監修者:産業医・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
- 運営:特定非営利活動法人 CancerWith
運営の考え方
利用者(がん患者・サバイバー本人)からは原則として費用をいただかず、無料でコーチングを受けていただけます。コーチに対しては、活動に見合う形での謝金・報酬を NPO 経由で支払います。
事業の運営費は、寄付・助成金、企業との共同プログラム、企業向けの監修・研修受託で賄います。利用者個人への商品・サービスの販売は行いません。
参加方法
利用申込(無料)
がん治療を経験され、コーチングを受けてみたい方。
コーチ候補登録
治療経験があり、認定コーチを目指したい方。研修プログラムをご案内します。
企業パートナー
従業員の治療と仕事の両立支援を進めたい企業の方。共同プログラムをご一緒できます。
監修・研修を依頼したい方
人事・産業保健の現場で当事者視点の知見を活用したい方。